AIによるProof of Workの終わりと「なぜベストを尽くしたのか」のこれから を読んで共感する部分が多かったので、私もメモがてら記事を書いておく。

昔からコンパイラを含め、作るのが複雑で大変なソフトウェアを手書きし、寛大な方法で公開してきた。 つまり、私の学生時代はコードを一日中書いたり、計算機科学のニッチな部分を深掘ったり、計算機に対する自然科学をすることでできていた。 私の成果物自体は稚拙で、世の中に上位互換のあるものばかりだったが、似たようなチャレンジをしている世界の誰かを勇気づけられるなら良いと思っていた。

ただ、ここ最近は幅広くソフトウェアを再実装することの価値が限りなく低くなってしまった。 私がかつて楽しんでいた営みも過去のものとなった観がある。 これから先、さらに空気のようなものとなるだろう。

LLM の能力は凄まじく、仕事を通してその事実を毎日噛みしめている。 実現はできるだろうが余りにも大変…… だと信じていたことが、毎日のように実現されていて感覚が狂っていく。 もはやコードをゼロから書くことはなくなり、仕事のほとんどをかつて自分が青春をかけて書いたような成果のレビューに充てるようになった(いつまでもこの状況が続くとも思えない)。

これから先、どんな世界がやってくるのか全く想像できない。 しばらくは、今やっている仕事の行き着くところを見守ることになりそうだけれども、その先にはなにがあるのだろう?

ソフトウェアが我々の手を離れて飛び立っていくのを、最後の世代として見送ることになるのだろうか?